なおちです。巷で人気の「スマホ脳」を読んでみました。
スマホが生活に溶け込んでいる人々に警鐘を鳴らす、世界的な名著をちからのかぎり紹介します。
誰もが1度は読む価値がある本だと思います。
- 概要
- 書評
1. 概要
平均で1日4時間、若者の2割は7時間も使うスマホ。
だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。
なぜか? 睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存―最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。
教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となったベストセラー
著者:アンデシュ・ハンセン 久山葉子[訳]
出版社:新潮新書
ジャンル:新書
文量:255p
2. 書評
読みやすさ :★★★★☆
お役立ち度 :★★★★★
- 中/高/大学生
- 小さい子を持つ親御さん
- 日常生活になんとなく不満を感じる、モヤモヤしている人
- スマホを使いすぎてる気がするけどやめられない人
全10章から構成される。
第1〜2章では、歴史的観点から、人類が現代の環境に適応できないことや
ストレス、恐怖、うつ、といった一見ネガティブなものが果たす役割について論じている。
第3〜6章では、なぜ人々はスマホに依存してしまうのかについて、人間の脳のメカニズムを軸に論じている。
第7〜9章では、研究結果も踏まえながら、過度なスマホの使用に対する警鐘を鳴らしている。
第10章はまとめである。
Iphone常用者のなおちは、1日あたり平均2.5時間スマホをつかっていることに若干引いていた時期でもあり、
即購入、一気読みでした。
(スクリーンタイムで平均使用時間を確認できるので皆さんも確認してみるといいかもしれません。)
ちなみに読了以降は、意識的にスマホ使用を減らして1日あたり平均45分まで削減できました!
1日2時間近くも別のことに充てられるようになったと思うと、ものすごい効果です。。。
例えば働いているとき時給1,500円としたら、月90,000円分得してることになりますからね。。
○読みやすさ:★★★★☆
基本的に難しい用語は現れない。説明の都合上、専門用語が現れる場合もあるが、文章の前後関係からニュアンスが十分に分かるものです。
また、研究結果やたとえも踏まえて説明しているため、非常に分かりやすいです。
身近な話題について扱っているため、内容に集中しやすいのも良いと思います。
○お役立ち度:★★★★★
スマホの使いすぎは良くないとは分かっていても、やめられない人には極めて役立ちます。
読めば十分に危機感を感じられるので対策を取るきっかけになると思います。
また、なんとなくスマホに危機感を持っている人にとっては、本書は明快に言語化されているため、
自分の考えを整理することに役立つと思います。